金曜日。
2003年11月21日3連休前日 彼は忙しそうだ。
土日は出掛けるそうなので
仕事もきりの良いところまで
仕上げなければならないらしい。
私は午前 午後とおチビちゃんの病院の掛け持ち。
時折 彼とメールしながら過ごしていた。
水疱瘡の具合も良くなり
保育園への登園も許可も得られ
嬉しいような 悲しいような
微妙な心境になった。
夜 いつもより早い時間にメールがきた。
土日 家を空ける彼は明日からの支度の為
早目に帰宅するとメールがきた。
「夜 電話していい?」
「明日は朝 早いんじゃないの?」
「どうせ車の中で寝ていくから 平気だよ。」
「少しなら いいよ。帰ったら連絡ちょうだいね。」
最近はいつも 日付が変わってから帰宅してる彼が
今日は日付が変わる30分前に帰宅した。
「今 帰宅しました。」
「お疲れさまでした。」
「これから支度します。」
睡魔に襲われつつあった私は彼に電話した。
「お帰り。お風呂は入ったの?」
「お風呂は支度が終わってから入るよ。」
「明日は早いんでしょ?」
「6時に出るよ。」
「早く寝たほうがいいよ。疲れてるんだし・・。」
「う〜ん。でも みきと話したいし。」
「いつも無理させてるから 今日は早く寝てよ。」
「大丈夫だって。」
「準備もまだなんでしょ?電話切るね。」
「じゃあ 明日 電話するよ。」
「明日は皆と一緒でしょ?無理でしょ?」
「平気だって。部屋は2人部屋だし。
大丈夫だよ。」
「相部屋の人に変に思われるよ。」
「そんなこと どうでもいいよ。」
「電話はしなくていいよ。」
「オレが電話したいの。」
「無理しなくていいからね。」
「支度が終わったら 電話するね。」
「寝てるかもよ。」
「いいよ。」
久々の連休なのに 私のことなんか忘れて
楽しい時間を過ごして欲しかった。
私とメールや電話をしているところを
彼が仲間の誰かに見られたら
変な噂になってしまうから・・・。
彼の気持ちは嬉しいけれど
私たちは 誰からも認められる関係ではないのだ。
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