自室に引きこもっていても辛いだけ。
頭の中には 彼の声がリピートされてる。
鉢植えの彗星蘭と過ごすのが 辛い・・・。
1人でいても考える事は同じ。

バイトしてられる精神状態じゃなかったけど
少しでも気が紛れればと思い
バイトする事にした。


バイトに電話を繋げて数分後・・・。
少し咳き込んでいるお客様と繋がる。

数日前
この日記で知り合った方の情報が頭をよぎった。
『もしかして?催眠男?』

・・・。
当りでした・・・。
過去にも繋がったお客様。
催眠男です
まぁ 30分程度でも繋がっていればいいかな?
なんて軽い気持ちで 電話に付き合う事にした。

客 「不思議な体験してみない?」
私 「少し興味あります。」

ってな感じで 偽催眠術を開始した。(爆)

電話で指示を出す 偽催眠術師。
語り口調も 以前と同じだった。(進歩無いよ・・・)
パターンも前回と同様。
他のパターン位 用意してよって感じです。

客 「目を閉じて うつ伏せになって。」

私 「はい。うつ伏せになりましたよ。」

客 「だんだん足の先から 膝 お腹 手 温かくなってくるよ。ほら不思議だね。だんだん温かくなってくる・・・。」(結構その気らしい・・・)

私 「あれ?ポカポカしてきた〜。」

客 「不思議でしょ?その気になってくれば もっと気持ちイイ体験が出来るよ。じゃあ次はね 私の声を聞いてると楽しい気持ちになってくるよ。笑わずにはいられない位 楽しい気分。ほら・・・。」

私 「(笑い出す)」

客 「あれ?どうしたの?どうして笑ってるの?」

私 「何だか楽しくって。(まだ 笑い続けている私)]

暫くの間 演技で笑い続けていた。
(↑凄いぞ!私〜!!)

客 「今度は私の声が聞こえると くすぐったくなってくるよ。ほら!コチョ コチョ コチョ コチョ。」

私 「キャ〜!止めて!くすぐったい〜!キャ〜!(笑)」

客 「コチョ コチョ コチョ コチョ〜〜〜!」
客 「どこが くすぐったいのかな?」

私 「え〜〜。足とかお腹とか脇とか。キャー!もう止めてぇ〜〜〜!!」

(いい加減にしてくれ!催眠術なんてかかるはずないじゃない!)←心の叫び!

客 「今度は誰かの唇が君の唇を奪ってるよ。何だか気持ちイイよ。息が出来ないくらい 唇が塞がれているよ。」

客 「君の口の中に舌が入ってきたよ。前歯に絡んでいる。歯茎も・・・。ほら だんだん気持ちが良くなってくるよ。前歯を舐められるだけで気持ちイイよ。今まで味わった事が無い程の 気持ち良さだよ。ほら。気持ちイイねぇ〜。」

(取りあえず 喘ぎ声でその場しのぎ)

客 「段々気持ち良くなってきたら 今着ているパジャマが邪魔になってきた。ほら。脱ぎたくなってくるよ。下着も全部脱ぎ捨てたくなる。」

(脱いでいませんよ!)

客 「そう言えば 君の名前は?」
私 「○○○です。」(←偽名)
客 「フルネームは?」
私 「○○○です!」
客 「私の声を聞いているとフルネームが言いたくなってくるよ。ほら!」
私 「○○ ○○○です。」(←偽名)
客 「出身は何処?」
私 「○○○県です。」
客 「○○ちゃんか。何歳なの?」
私 「27歳です。」(←嘘)
客 「今度は暗示を解くよ。私が1、2、3と言った瞬間 スッキリするよ。でも私が 前歯が気持ちイイと言うと何もしていないのに 気持ち良くなってしまうよ。1、2、3。はい。深呼吸して。息を吸って〜。はい。吐いて〜。もう一度。息を吸って〜。はい、吐いて〜。どう?」

私 「あれ?」
客 「どうしたの?」
私 「パジャマが・・・。」
客 「パジャマがどうしたの?」
私 「着てたのに 全裸になってる!」
客 「どうしたのかな?あれ?○○○ちゃん。前歯が何だか気持ちイイよ〜。」
私 「(喘ぎ)どうして私の名前知ってるの?」
客 「○○ ○○○ちゃんでしょ?知ってるよ。」
私 「怖いわ〜!」

延々と書き続けててもアホ臭いので
この辺で止めときます。
この後 催眠を解いてもらい
また繋がったら 楽しもうという話になりました。
1時間ちょっとの間の出来事です。
かなりの苦痛でした。
途中 途中 咳き込む 偽催眠術男。
彼の本来の目的は定かではありません・・・。
謎は深まるばかりです・・・。
また繋がるのは避けたいお客様です。


 

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